平成26年業務始式を開催しました。
2014.01.08
平成26年業務始めに当り、石川理事長より下記のとおり年頭挨拶が行われました。
日時:平成26年1月7日(火)
場所:大学本館ホール
新年あけましておめでとうございます。
職員の皆様におかれましては、素晴らしい正月を迎えられたことと存じます。年頭にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
昨年一年を振り返ってみますと、異常なまでの夏の暑さや、大雨、台風、竜巻と記録ずくめの一年でありました。また、安倍政権により、大胆な金融緩和や財政出勤、成長戦略など、いわゆる「アベノミクス」が次々に打ち出され、景気を好転させております。「大企業優先」「地方に恩恵はない」などという批判もありますが、各種データをみますと、九州経済の足取りは力強さを取り戻しており、「景気回復」へ移行しつつある模様です。
しかし一方で、私学経営を取り巻く環境に目を向けてみますと、不透明で厳しい社会情勢の中、少子化等の影響もあり益々厳しい状況に直面しております。
私どもの法人の状況を見ましても、近年、各学校とも「学生・生徒の確保の厳しさ」というものを特に実感いたしております。各学校努力をしていただいているものの、今年も引き続き厳しい状況が続くのではないかと思われます。
今後も適切な学生・生徒数を確保していくためには、中学生・高校生や保護者の皆様、あるいは学校、地域の方々にとって「魅力ある教育」をこれまで以上に展開していかなければならないと考えております。
各学校におかれましては、学生・生徒を大切にし、教育内容の個性化、特長化を一層推進するとともに、本法人の建学の精神でもあります「人間味豊かな産業人の育成」を目指し、きめ細やかな人間教育を推進していただくようお願いいたします。
新年早々から厳しい話を申し上げることとなりますが、本法人の経営状況を見ますと、支出超過の状況が続き、一刻の猶予も許されない極めて厳しい状況となっております。各学校とも経営改革への取り組みがなされていると思いますが、これまで以上に思い切った対策を早急に講ずることが必要であり、このため、平成二十六年度予算編成方針の中で、収支改善への取り組みを掲げております。厳しい内容ではございますが、どうか皆様には、本法人が、自分の学校が、どのような状況にあるのかとの共通理解、共通認識を持っていただくようご協力をお願いいたします。
併せて、皆様一人ひとりが経営者の感覚で、自ら考え、自ら行動し、経営安定化のために必要かつ効果的な対応を行っていただくよう節にお願い申し上げます。
昨年十一月の理事会及び評議員会でも申し上げましたが、皆さんはどの学校で勤務されようとも、その職務が各学校に属しているのであって、皆本法人の人であります。法人が一体となって、職員一人ひとりが相和し、助け合うことを第一と考えて、それぞれの職務に努力していただきたいと思います。
さて、昨年から大学においては、「安心・安全の学校づくり」と「快適な教育環境の再整備」の観点などから、新棟建設に着手いたしております。この新棟建設は大学のみならず、本法人にとって極めて重要なプロジェクトでございます。完成は来年となりますが、そこで新たな取り組みが始まることには、大いに期待しております。
本法人を取り巻いている社会的な状況は予断を許しませんが、どのような場合においても、法人にとって重要なのは、常に本法人の各学校の魅力を維持することです。そのためには、皆様一人ひとりの創意工夫が必要であると考えます。常日頃、いろいろなアイデアをお持ちのことと思いますが、職員同士で、それぞれの学校で、将来の学校像について話をしていただき、そのご意見を私どもにお伝え願いたいと考えています。皆様で職場を守るという意気込みが学校法人久留米工業大学を支え、また職場を明るくしていくと信じております。どうか皆様には「経営安定化」のためにご尽力いただき、さらなる良い職場づくりに参画していただくよう心よりお願いいたします。
最後になりますが、本年は、本法人にとって経営改善に向けた極めて重要な一年であるとも言えます。私も皆様とともに、健康や安全管理に留意しつつ、重要な課題に取組んでいきたいと思います。この一年が皆様にとって素晴らしい年でありますとともに、法人全体にとりましても実りある一年であることを祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。
日時:平成26年1月7日(火)
場所:大学本館ホール
記
新年あけましておめでとうございます。
職員の皆様におかれましては、素晴らしい正月を迎えられたことと存じます。年頭にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
昨年一年を振り返ってみますと、異常なまでの夏の暑さや、大雨、台風、竜巻と記録ずくめの一年でありました。また、安倍政権により、大胆な金融緩和や財政出勤、成長戦略など、いわゆる「アベノミクス」が次々に打ち出され、景気を好転させております。「大企業優先」「地方に恩恵はない」などという批判もありますが、各種データをみますと、九州経済の足取りは力強さを取り戻しており、「景気回復」へ移行しつつある模様です。
しかし一方で、私学経営を取り巻く環境に目を向けてみますと、不透明で厳しい社会情勢の中、少子化等の影響もあり益々厳しい状況に直面しております。
私どもの法人の状況を見ましても、近年、各学校とも「学生・生徒の確保の厳しさ」というものを特に実感いたしております。各学校努力をしていただいているものの、今年も引き続き厳しい状況が続くのではないかと思われます。
今後も適切な学生・生徒数を確保していくためには、中学生・高校生や保護者の皆様、あるいは学校、地域の方々にとって「魅力ある教育」をこれまで以上に展開していかなければならないと考えております。
各学校におかれましては、学生・生徒を大切にし、教育内容の個性化、特長化を一層推進するとともに、本法人の建学の精神でもあります「人間味豊かな産業人の育成」を目指し、きめ細やかな人間教育を推進していただくようお願いいたします。
新年早々から厳しい話を申し上げることとなりますが、本法人の経営状況を見ますと、支出超過の状況が続き、一刻の猶予も許されない極めて厳しい状況となっております。各学校とも経営改革への取り組みがなされていると思いますが、これまで以上に思い切った対策を早急に講ずることが必要であり、このため、平成二十六年度予算編成方針の中で、収支改善への取り組みを掲げております。厳しい内容ではございますが、どうか皆様には、本法人が、自分の学校が、どのような状況にあるのかとの共通理解、共通認識を持っていただくようご協力をお願いいたします。
併せて、皆様一人ひとりが経営者の感覚で、自ら考え、自ら行動し、経営安定化のために必要かつ効果的な対応を行っていただくよう節にお願い申し上げます。
昨年十一月の理事会及び評議員会でも申し上げましたが、皆さんはどの学校で勤務されようとも、その職務が各学校に属しているのであって、皆本法人の人であります。法人が一体となって、職員一人ひとりが相和し、助け合うことを第一と考えて、それぞれの職務に努力していただきたいと思います。
さて、昨年から大学においては、「安心・安全の学校づくり」と「快適な教育環境の再整備」の観点などから、新棟建設に着手いたしております。この新棟建設は大学のみならず、本法人にとって極めて重要なプロジェクトでございます。完成は来年となりますが、そこで新たな取り組みが始まることには、大いに期待しております。
本法人を取り巻いている社会的な状況は予断を許しませんが、どのような場合においても、法人にとって重要なのは、常に本法人の各学校の魅力を維持することです。そのためには、皆様一人ひとりの創意工夫が必要であると考えます。常日頃、いろいろなアイデアをお持ちのことと思いますが、職員同士で、それぞれの学校で、将来の学校像について話をしていただき、そのご意見を私どもにお伝え願いたいと考えています。皆様で職場を守るという意気込みが学校法人久留米工業大学を支え、また職場を明るくしていくと信じております。どうか皆様には「経営安定化」のためにご尽力いただき、さらなる良い職場づくりに参画していただくよう心よりお願いいたします。
最後になりますが、本年は、本法人にとって経営改善に向けた極めて重要な一年であるとも言えます。私も皆様とともに、健康や安全管理に留意しつつ、重要な課題に取組んでいきたいと思います。この一年が皆様にとって素晴らしい年でありますとともに、法人全体にとりましても実りある一年であることを祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。
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