平成29年業務始め式を執り行いました。
2017.01.10
平成29年1月6日(金)、午前10時より学校法人久留米工業大学業務始め式を執り行いました。
吉武理事長より、教職員に向けたお言葉をいただきました。
新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、清清しくそして健やかに新しい年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。年頭にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
学校法人久留米工業大学は、昭和33年に創立して、今年で59年目となる年を迎えることができました。60年を目の前に、伝統の重みを益々感じており、経営の責任者として身の引き締まる思いでいっぱいでございます。
さて、昨年の私どもの法人の動きこれを振り返ってみますと、
大学におきましては、平成28年度入学者が328名と平成17年以来11年振りに300名を越えました。これは、今泉学長をはじめ、大学の教職員の皆様の努力の賜物ということでございます。また、教育力向上、研究支援、経営改革、社会貢献の推進等に積極的に取り組まれ、さらに大学の向うべき方向性を定めた2021年ビジョンを策定されるなど、将来を見据えた対応が行われております。また、先般に発表された日経BPによる大学評価ランキングでは、「チャレンジ精神がある」大学として九州49大学中、1位にランクされるなどその成果が評価されてきています。
高校においては、安心安全の学校づくりのために、キャンパスの整備のグランドデザインに立脚した、普通科校舎、クラブ棟の建設工事が順調に進んでおります。この春には新入生を新しい「学びや」に迎え入れることができます。大変喜ばしいことであります。この素晴らしい建物の完成により、赤岩校長を始めとする熱き思いを持った教職員と相まって、より一層教育効果が上がることが期待できるものであります。
専門学校においては、昨年4月から「久留米自動車工科大学校」と校名を変更しております。4年制の高度専門士の称号を付与することのできる学校へとランクアップし、また、職業実践専門課程認可校として、企業との連携授業や各種研修を実施するなど、自動車業界における最新の技術・知識を教授できる教育体制を構築しております。類似校との差別化を目指し、次の段階へとステップアップを試みられております。廣田校長以下、教職員の方々、今後もよろしくお願いしたいと思います。
自動車学校においては、収益の確保について若干厳しい状況が続いておりますが、高齢者講習や初心運転者教育業務に加え、地域に対する交通安全意識の普及啓発など、安全で快適な交通社会の確立を目指した地域の「交通安全センター」としての役割を果たすため積極的に取り組まれています。今、高齢ドライバーの続発する自動車事故、これへの対応は喫緊の課題となっております。自動車学校でできる事故防止、これが自動車学校浮揚のキーワードの1つではないかと考えております。例えば、大学の交通機械工学科と連携した取り組みや信濃校長のネットワークを活かした対応など、こういうことが自動車学校浮揚のキーワードと考えています。
なお、法人全体としましては、経営基盤の底上げを図るべく、後期実施計画と財政計画の初年度をスタートし、各学校のビジョンの実現に向けてサポート及び総合調整を積極的に行っているところであります。
今、パラダイムシフトという言葉をよく耳にいたします。いわゆる将来こうなるであろうという枠組みの枠が社会の変化や経済状況の変化により、一定でなく定まらないというものであります。しかし、私ども学校法人久留米工業大学には、集まり散じて人は変わりますが、集うは同じき理想の光、これを抱いた学生、生徒、教習生が入校して来ます。彼らに私どもは、満足のいく答えを出し続けなければなりません。このためには、常にアンテナを張り、情報を集め分析、解析を行い決断する、このことが求められます。そしてこれを学生にフィードバックしていくということであります。そして、このサイクルを回していくことが、パラダイムがどの様にシフトしようが近似値を出していく近道になることだという風に私は思っております。このためには、教職員の皆様の努力は勿論のこと、学生、生徒、保護者、卒業生そして地域社会など、本法人を取り巻くステークホルダーの皆様との連携協力が必要になってきます。
今後も適切な学生・生徒数を確保していくためには、「魅力ある教育」をこれまで以上に展開していかなければなりません。各学校におかれましては、学生・生徒を常に中心に据え、教育内容の個性化、特長化を一層推進するとともに、本法人の建学の精神であります「人間味豊かな産業人の育成」を目指し、きめ細やかな人間教育を推進していただくようお願いいたします。
私は、60年も前に建学の精神として「人間味豊かな」という言葉が使われていることに、先達への思いを今更ながら強くしているところであります。今まさに教育界は、とりわけ大学教育においてはリベラルアーツ、人間を自由にする学問、と直訳されておりますがこの必要性が問われております。以前に廃止されたいわゆる教養学部的なものもう1回というような試みをされている大学もあるという風に聞いております。人間味、人間性あふれる工学系学生・生徒の輩出は、本法人にとって大きなストロングポイントとなると確信をしているところであります。
この時期、各学校におきましては、入学試験あるいは教習生獲得の本番となります。1年かけて目標を定め募集活動を行ってきた結果が、数字となって現れる時期となり大きな期待と若干の不安が入り混じった心境です。どうか教職員の皆様には最後の詰めの対応に全力を尽くしていただきますよう心からお願いいたします。
結びになりますが、この1年が皆様にとって幸多き年でありますとともに、法人全体にとっても飛翔する酉年の1年となることを強く願いますとともに、経営陣一同、強固な経営基盤の確立に全力を注ぐことをお誓い申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。共に頑張りましょう。
吉武理事長より、教職員に向けたお言葉をいただきました。
年頭挨拶
新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、清清しくそして健やかに新しい年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。年頭にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
学校法人久留米工業大学は、昭和33年に創立して、今年で59年目となる年を迎えることができました。60年を目の前に、伝統の重みを益々感じており、経営の責任者として身の引き締まる思いでいっぱいでございます。
さて、昨年の私どもの法人の動きこれを振り返ってみますと、
大学におきましては、平成28年度入学者が328名と平成17年以来11年振りに300名を越えました。これは、今泉学長をはじめ、大学の教職員の皆様の努力の賜物ということでございます。また、教育力向上、研究支援、経営改革、社会貢献の推進等に積極的に取り組まれ、さらに大学の向うべき方向性を定めた2021年ビジョンを策定されるなど、将来を見据えた対応が行われております。また、先般に発表された日経BPによる大学評価ランキングでは、「チャレンジ精神がある」大学として九州49大学中、1位にランクされるなどその成果が評価されてきています。
高校においては、安心安全の学校づくりのために、キャンパスの整備のグランドデザインに立脚した、普通科校舎、クラブ棟の建設工事が順調に進んでおります。この春には新入生を新しい「学びや」に迎え入れることができます。大変喜ばしいことであります。この素晴らしい建物の完成により、赤岩校長を始めとする熱き思いを持った教職員と相まって、より一層教育効果が上がることが期待できるものであります。
専門学校においては、昨年4月から「久留米自動車工科大学校」と校名を変更しております。4年制の高度専門士の称号を付与することのできる学校へとランクアップし、また、職業実践専門課程認可校として、企業との連携授業や各種研修を実施するなど、自動車業界における最新の技術・知識を教授できる教育体制を構築しております。類似校との差別化を目指し、次の段階へとステップアップを試みられております。廣田校長以下、教職員の方々、今後もよろしくお願いしたいと思います。
自動車学校においては、収益の確保について若干厳しい状況が続いておりますが、高齢者講習や初心運転者教育業務に加え、地域に対する交通安全意識の普及啓発など、安全で快適な交通社会の確立を目指した地域の「交通安全センター」としての役割を果たすため積極的に取り組まれています。今、高齢ドライバーの続発する自動車事故、これへの対応は喫緊の課題となっております。自動車学校でできる事故防止、これが自動車学校浮揚のキーワードの1つではないかと考えております。例えば、大学の交通機械工学科と連携した取り組みや信濃校長のネットワークを活かした対応など、こういうことが自動車学校浮揚のキーワードと考えています。
なお、法人全体としましては、経営基盤の底上げを図るべく、後期実施計画と財政計画の初年度をスタートし、各学校のビジョンの実現に向けてサポート及び総合調整を積極的に行っているところであります。
今、パラダイムシフトという言葉をよく耳にいたします。いわゆる将来こうなるであろうという枠組みの枠が社会の変化や経済状況の変化により、一定でなく定まらないというものであります。しかし、私ども学校法人久留米工業大学には、集まり散じて人は変わりますが、集うは同じき理想の光、これを抱いた学生、生徒、教習生が入校して来ます。彼らに私どもは、満足のいく答えを出し続けなければなりません。このためには、常にアンテナを張り、情報を集め分析、解析を行い決断する、このことが求められます。そしてこれを学生にフィードバックしていくということであります。そして、このサイクルを回していくことが、パラダイムがどの様にシフトしようが近似値を出していく近道になることだという風に私は思っております。このためには、教職員の皆様の努力は勿論のこと、学生、生徒、保護者、卒業生そして地域社会など、本法人を取り巻くステークホルダーの皆様との連携協力が必要になってきます。
今後も適切な学生・生徒数を確保していくためには、「魅力ある教育」をこれまで以上に展開していかなければなりません。各学校におかれましては、学生・生徒を常に中心に据え、教育内容の個性化、特長化を一層推進するとともに、本法人の建学の精神であります「人間味豊かな産業人の育成」を目指し、きめ細やかな人間教育を推進していただくようお願いいたします。
私は、60年も前に建学の精神として「人間味豊かな」という言葉が使われていることに、先達への思いを今更ながら強くしているところであります。今まさに教育界は、とりわけ大学教育においてはリベラルアーツ、人間を自由にする学問、と直訳されておりますがこの必要性が問われております。以前に廃止されたいわゆる教養学部的なものもう1回というような試みをされている大学もあるという風に聞いております。人間味、人間性あふれる工学系学生・生徒の輩出は、本法人にとって大きなストロングポイントとなると確信をしているところであります。
この時期、各学校におきましては、入学試験あるいは教習生獲得の本番となります。1年かけて目標を定め募集活動を行ってきた結果が、数字となって現れる時期となり大きな期待と若干の不安が入り混じった心境です。どうか教職員の皆様には最後の詰めの対応に全力を尽くしていただきますよう心からお願いいたします。
結びになりますが、この1年が皆様にとって幸多き年でありますとともに、法人全体にとっても飛翔する酉年の1年となることを強く願いますとともに、経営陣一同、強固な経営基盤の確立に全力を注ぐことをお誓い申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。共に頑張りましょう。
平成29年1月6日
学校法人久留米工業大学
理事長 吉武 健一
学校法人久留米工業大学
理事長 吉武 健一
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