ごあいさつ

理事長ごあいさつ

学校法人久留米工業大学 理事長 萩原重信

学校法人久留米工業大学 理事長 萩原重信

地域の方々からの信頼に応える、魅力ある学校法人として。

令和5年6月に理事長に就任いたしました萩原重信です。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。今まで培った知識や経験、さらには人脈等を最大限活用して、学校法人久留米工業大学が一層発展できるよう、精一杯努めてまいります。
就任に当たりまして、これからの本法人の基本的な運営の考え方について、3点申し上げたいと思います。
1点目には、時代の変化が非常に激しくなる中で、本法人のこれまでの実績を踏まえつつ、状況に見合った最適な取組みについて常に考えるとともに、さらに時代をリードしていく新しい取組みにも果敢に挑戦する姿勢を持ちながら職務にあたる所存でございます。
2点目は、地域社会を構成する一員としての社会的使命を果たすべく、地域貢献に取り組む姿や形を「見える化」することにより、本法人の知名度や認知度を高めるとともに、その取組みが地域社会全体の活性化の一助ともなるよう、努力してまいります。
そして、3点目には、少子化をはじめとする法人を取り巻く経営環境がますます厳しくなっていく中で、組織的、人的、財政的な面などの創意工夫を行って、トータルとして持続可能で安定的な経営基盤の確立・強化を図ってまいります。
このような考え方を常に念頭におきながら、理事長としての職責を十分まっとうできるよう日々努力してまいりたいと思っております。

さて、改めまして、これまでの学校法人久留米工業大学の取り組みを振り返りますと、昭和33年の創設以来「人間味豊かな産業人の育成」を建学の精神として、大学、高等学校、専門学校、自動車学校を擁する総合学園として、60年以上にわたり数多くの優秀な人材を輩出してまいりました。この間、学校法人を取り巻く状況は、大きく変化してきております。

こうした中で、本法人では新たな中長期経営の柱となるビジョンとして、6か年(R4~R9)の第3次中期計画を策定し、さらに具体的な第3次前期実施計画(R4~R6)に基づき、法人経営の安定化と健全な運営に向けて取り組んできております。
久留米工業大学では、「自動運転車椅子パートナーモビリティ事業」が、多くの実証実験を経て社会実装段階を迎え、昨年設立の本学発ベンチャー企業と連携して、吉野ケ里歴史公園などでサービスを開始したほか、全国各地で事業を展開しております。また、本学で展開する「地域課題解決型AI教育プログラム」は、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」認定制度において、リテラシー(基礎)及び応用基礎の2つのレベルで他の大学等の模範となるプラス認定を受けました。これは、全国の私立大学では、唯一本学だけという快挙となっています。
祐誠高等学校では、AIプログラミングのためのソフトウェア導入や最新型パソコンへの更新など、ICT教育環境の充実を図っているほか、資格取得や進学実績の向上のための土曜セミナー、特別講習等を積極的に展開しております。
専門学校久留米自動車工科大学校では、一級自動車整備士の合格率が平均を大幅に超えるなどの教育成果を発揮しているほか、文部科学省から「専門実践職業課程」として認定されるなどの社会的評価も受けています。また、企業との連携授業にも積極的に取り組んでおり、先進安全技術等にも対応できる人材の育成に取り組んでいます。
久留米自動車学校では、ICT機器を用いて運転技術を分析し、さらなる技術向上へとつなげる「ブラッシュアップ講習」を実施しているほか、高齢者講習や交通安全教室などを通じて、地域の交通安全センターとして活動を拡大しています。

以上のように、学校法人久留米工業大学は、今後とも地域との連携のもと、そのニーズに応える教育や研究、人材育成を展開し、地域の活性化や地域課題の解決に取り組むなど、地域の方々からの信頼に応える、魅力ある学校法人として、大学、高校、専門学校、自動車学校の4校が一体となって取り組んでまいります。
皆様方には、引き続き、ご理解、ご協力をお願いするとともに、より一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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