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法人業務始め式を行いました。

法人

2013.01.07

  平成25年1月7日(月)、10時より大学本館ホールにおいて、法人全体の業務始め式
が行われ、 石川理事長より新年の挨拶がありました。


~理事長挨拶全文~

 新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、それぞれに良い新年をお迎えになられたことと存じます。
年頭にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
  ご存知のとおり、昨年末の衆議院選では、3年間にわたって政権を担ってきた民主党に代わり自民党が、政権奪還を果たしましたが、経済・外交・教育など様々な面で極めて重大な課題が山積いたしております。
また、私学を取り巻く環境を見ましても、少子化の進行、厳しい雇用情勢、経済の低迷など、依然として厳しい状況が続いております。
  このような中、私ども法人の昨年を振り返ってみますと、
 久留米工業大学においては、学生諸君の努力により、全国学生フォーミュラー大会において全国82チーム中26位、九州では1位という素晴らしい成績を収めております。また、大学発ベンチャービジネスプランコンテストでは、堂々の3位となり、九州経済連合会長賞を受賞するなど活躍いたしております。
  祐誠高校では、ご存知のとおり、若松俊太(シュンタ)君が、中日ドラゴンズに入団することが決まり、今後、活躍してくれるものと期待をしております。 またコンクリートカヌー大会においては、全国2位の好成績をあげております。
  久留米工業技術専門学校では、1級自動車学科 第一期卒業生全員が、1級整備士試験に合格するという快挙を成し遂げております。
  久留米自動車学校では、安全な運転技能習得のため、様々な工夫をされ卒業生の事故率を下げるなど、地域の交通安全センターとしての役割を果たしていただいております。
  このような活躍をあげることができましたのも、各学校長をはじめ、教職員の皆様のご尽力によるものと深く感謝申し上げます。
  
 一方、近年の本法人の状況を見ますと、
各学校の「学生・生徒の確保の厳しさ」というものを特に実感いたしております。各学校努力をしていただいているものの、今年も引き続き厳しい状況が続くのではないかと思われます。
今後も適切な学生・生徒数を確保していくためには、中学生・高校生や保護者の皆様、あるいは学校、地域の方々にとって「魅力ある教育」をこれまで以上に展開していかなければならないと考えております。
従いまして、各学校におかれましては、教育内容の個性化、特長化を一層推進するとともに、本法人の建学の精神でもあります「人間味豊かな産業人の育成」を目指し、きめ細やかな人間教育を推進していただきたいと考えております。
 
 さて、昨年 大学においては、
「安心・安全の学校づくり」と「快適な教育環境の再整備」の観点などから、新棟建設に着手いたしております。この新棟建設については、理事会においても積極的に取り組んでほしいとの意見をいただいており、皆様には、まさに生き残りをかけての事業と認識していただきたいと思います。
  また、近年の本法人の経営状況を見ますと、支出超過の状況が続き、一刻の猶予も許されない極めて厳しい状況となっております。各学校とも経営改革への取り組みがなされていると思いますが、これまで以上に思い切った対策を講ずることが必要であると考えております。
  現在、各学校におかれましては、これまでの中期計画を見直し、平成25年度から平成27年度の3か年の実施計画を策定されているところかと思います。
この実施計画につきましては、各学校の今後の運営・事業方針を示すもので、また、年度毎の目標となるものでもあります。各学校、経営の健全化を図るためにも、十分に議論され、質の高い、実効性のある内容としていただきたいと思います。
  新年早々から厳しい話を申し上げることとなりますが、平成25年度は、法人全体が一体となって、職員一人ひとりが危機認識を持ち、自ら考え、自ら行動していただき、経営再建のために必要かつ効果的な対応を行っていただきたいと考えております。
どうか皆様には、法人全体の「経営安定化」のためにご尽力いただくことを節にお願い申し上げます。
  最後になりますが、この一年が皆様にとって素晴らしい年でありますとともに、法人全体にとりましても実りある一年であることを祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。

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