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平成31年度業務始め式を行いました

法人

2019.01.07

 平成31年1月7日、10時より本館4階ホールで、業務始め式を行い、理事長より職員に年頭の挨拶がありました。



年頭の挨拶
新年おめでとうございます。
年頭にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 
学校法人久留米工業大学は、昭和33年に創立され、今年で61年目となる年を迎えます。100年に向かっての伝統の継承そして、果たすべき役割の重さを思う時、責任者として身の引き締まる思いでいっぱいでございます。
さて、昨年の私どもの法人を振り返ってみますと、
大学におきましては、平成30年度入学者が375名と3年連続、300名を超えました。これは今泉学長をはじめ、教職員の皆様の努力の賜物であり、心から敬意を表します。
また、大学運営のファンダメンタルズ(基礎的条件)と考えています。教育力向上、研究支援、経営改革、社会貢献の推進等に積極的に取組まれており、将来を見据えたプランニングが行われております。
昨年4月には交通機械工学科において、新たに先端交通・航空宇宙コースを開設し、これに伴い、この春の竣工を目指し、航空宇宙実習棟の建設が順調に進んでおります。また、入学者の増加に対応するため、昨年6月に収容定員増の認可申請を行い、8月には認可を頂くなどのタイムリーな、そして適確な対応も行なわれております。
赤岩校長率いられます祐誠高校においては、安全安心の学校づくりのため、キャンパス整備のグランドデザインに基づき、昨年度に食堂建設と野球場防球ネット改修を終えております。食堂では、単に食事をするだけでなく、生徒諸君の交流・交歓の場の拡がり、明るい学校生活にも繋がっております。
また、昨年度のクラブ活動をみますと、弓道部をはじめ、陸上部、自転車競技部、バレーボール部など、全国大会や各種大会等に出場し、その素晴らしい活躍は、マスコミ等で大きく報道されました。
また、情報技術科でも、ハウステンボスにおいてイルミネーション点灯に参加するなど、様々な場面での活躍は、「祐誠高校ここにあり」という、情報発信にも大いにつながっていると確信します。
 
専門学校においては、学生の確保など依然厳しい状況が続いておりますが、荒木校長のもと、昨年から中期収支改善計画を基に、実効性のある取り組みが積極的になされております。更に、10月には厚生労働省の認可を受けた「専門実践教育訓練校」にもなっており、また、先進的な技術革新に対応するため、HVやEVの実習用教材を導入するなど、自動車業界における最新の技術・知識を修得できる教育体制も構築しております。
自動車学校においては、厳しい経営状況ではありますが、高齢者講習、初心者運転業務に加え、GPSやIT技術を駆使した安全運転講習、いわゆる「ブラッシュアップ講習」を導入いたしております。また、安全運転競技大会の開催や高齢者に対し交通事故防止のため、警察と市内の自動車学校職員で構成された「久留米コスモス隊」の結成に加わるなど、地域に対する交通安全意識の普及啓発を行う「交通安全教育センター」として、積極的に取り組んでいます。
そして、法人全体としましては、現在、第1次実施計画の総括を行い、並行して第2次実施計画の策定に着手いたしております。
第1次実施計画においては、ハード・ソフト両面から経営安定のための基礎固めを行ってまいりました。このこともあり、新年度は、11年振りに黒字予算が組める状況にあります。さらに本年は、第2次実施計画の初年度となります。新元号と共に、大きく飛躍の年にしたいと考えております。
今パラダイムシフトの時代と言われる中、学校法人久留米工業大学が、求めるべき方向性を決して見誤ることなく、飛躍を成し遂げるためには、全ての教職員の努力は勿論のこと、学生、生徒、保護者、卒業生、そして地域社会に関するすべてのステークホルダーの皆様など、本法人を取り巻く全ての皆様からの連携が必要と考えております。
今後、これまで以上に安定的、そして発展的な経営を行うためには、「魅力ある教育」を展開し、適切な学生・生徒数を確保していかなければならないと考えております。
各学校におかれましては、学生・生徒を大切にし、教育内容の個性化、特長化を一層推進すると共に、本法人の建学の精神でもあります「人間味豊かな産業人の育成」を目指し、きめ細やかな人間教育を推進していただくようお願いいたします。
これから、各学校におきましては、入学試験あるいは教習生獲得の本番となります。一年をかけて、目標を定め、募集活動を行ってきた結果が、数字となって現れる時期となります。私ども大きな期待を持っております。
どうか教職員の皆様には健康に留意いただき、最後の詰めの対応に全力を尽くしていただくようお願いいたします。
最後に、この一年が皆様にとって幸多き年でありますと共に、法人全体にとっても実りのある一年であることを強く願いますと共に、経営陣一同、次のステップに向けて強固な経営基盤の確立に向け、全力を注ぐことをお誓い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
 
平成31年1月7日

法人

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